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2006年04月09日

脳の働きから習慣を考える

習慣を少し、科学的な視点で見てみます。

脳に海馬というところがあって、そのお話です。

『ほぼ日刊イトイ新聞』(http://www.1101.com/home.html)で

『海馬。 頭は、もっといい感じで使える。』が連載されていました。
http://www.1101.com/brain/index_1.html

そこで、脳の話をされていた薬学博士の池谷裕二さん(http://hippocampus.jp/)の
著書『海馬 脳は疲れない』で習慣の力の秘密を見つけました。

自転車の乗り方や難問を解決する筋道など、自分で試して見なければ分からない
物事の記憶のことを「方法記憶(経験メモリー)」というそうです。

そして、脳が経験メモリー同士の似た点を探すと「つながりの発見」が起こって、
急に爆発的に頭の働きが良くという事が起こるそうです。

その増え方は
『最初のチカラを1としますと、べき乗(たとえば2の何乗)で成長していきます。
つまり、Aを憶えた後にBを憶えるときには、Aを憶えたことを思い出してやるので、
まず方法を記憶し易くなるんです。そのうえにAとBふたつを知るだけでなく、
Aから見たB、Bから見たAというように、脳の中で自然に四つの関係が理解できるんです。』

『1の次は2。2の次は4。4の次は8。8の次は16・・・。
16のチカラの時には、1000なんて絶対到達できないように見える。
しかし、そこから6回繰り返せば出来てしまうんです。』

『そのままあきらめずに繰り返していくと、2の20乗まで行ったとしますよね。
10回目で1024だったチカラは、20回目には1048576。100万を越えています。』

ここでは、習慣という言葉は出てこなくて、脳の仕組みと記憶(経験)との関係から
能力は飛躍的に伸びるということを説明していますが、まさに「習慣のチカラ」を
説明しています。


脳で起きる反応をグラフで表すと、直線グラフではなくて、最初は地を這うような
横線ですが、あるときから爆発的に右肩上がりになっていく曲線で描かれています。

これこそが習慣のちからによって、出来なかったことが出来るようになっていく
秘密だと思います。また、逆に言えば、悪い習慣も継続すれば爆発的に悪い効果が
現れる可能性が有るということでしょうね。

人の生理から考えても、習慣にはとてつもないチカラがあるといえそうです。



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