2006年07月08日
投資日誌をつける
これがなかなかしっくり行くように書けなくて
毎月のように書き方を変えています。
ずいぶん前から、日記らしいものはつけていましたが
最近になって真剣度がましてきました。
と言うのも、一年前も2年前もびっくりするくらい同じような
トレードプランを立てて、同じ失敗をして、同じ反省をしています。
少しずつ、知識も増え技術レベルも上がっているのに
同じ失敗を繰り返しています。
いくつか上げると
得意な型があるが、すぐ他の手法に目が移る
ポジッションを持ったあとに、時間軸を変えてしまう。
損きりが出来ないときがある
管理銘柄がどんどん増える
巡回サイトがどんどん増える
ポジションが無いとすぐに次のトレードしたくなる
他人の銘柄に載ってしまう
買ったときのシナリオが崩れたのにポジション切れない。
等々
結局は、不安感や恐怖、欲といった「心の問題」が原因で
機械的にルールを守れないことがほぼすべてです。
分かっているけど、出来ない。
日誌にはデータ的なことも書き込みますが
今一番大切にしているのは、銘柄を選んだとき、買ったり売ったりしたときの
自分の気持ち(心理)を書くことです。
そして出来るだけ、何度も読み返してそのときの気持ちを
思い出すようにしています。
2006年06月25日
ベネッセの株主総会出席してきました。
株主総会は初めてだったので少々緊張しつつ、ベネッセ本社へ向かいました。
本社玄関を入ると、広いフロアーを隔てて正面に受付があり
スタッフの方たちが大勢笑顔で迎えてくれていて目のやり場に困りつつ
受付を済ませ、地下にある会場ホールへ降りてゆきます。
後ろの方で聞こうと思っていたのに、会場はかなり満員状態で
席を探しつつ、前に前に進んで、結局前から7列目に空席を見つけました。
おかげで、福武会長はじめずらりとならんだ取締役の方々と
その後ろに並んだ執行役員の方々が良く見えました。
今日は東京会場にも中継していると言うことです。
基本的に、ベネッセには好感を持っているので
かなりゆるい気持ちで参加してしまいました。
メモも取らずに話を聞いていたので、細かいところは既にあたまから
抜けているかもしれません。
中心になった話は、2010年の中期計画で、今後売上を5.2%経常利益を約8%
伸ばしていく。利益率が10%、ROEが15%(これあいまいです)目標。
今期までの、計画は2期前倒しで達成したと言うことで来期、来々期は
目標を上方修正するといった感じだったでしょうか。
また、自社株買い、M&Aも引き続け積極的に進める。配当性向は35%を
確約する(今期は52%)と言うもので株主重視の姿勢を強調していました。
株主からの質問では、福武会長が400万株の株を売り出したことについて
何名かの株主から質問が出ていて、売り出しのおかげで500円下がったと言うような
批判的な発言も有りました。
会長の回答として、外人投資家からも流動性を上げてほしいと言う要望も多く
流動性を高め、株主を増やすことが目的であると言う回答でした。
これについては、流動性を高めると言いつつ、自社株買いをしていることの矛盾も
指摘がありました。
また、株価下落をおそれて、更に売り出しをする予定があるかの質問いついては
福武一族で25%程度の株式を持っていて、これは多いとは思わない。
会社の求心力を確保することと、敵対的買収に対する防衛策のためにも
これ以上、会長としては株は手放さないと明言されていました。
他にも比較的質問が多く出たようで予定の15時を20分ほど過ぎて
修了しました。
株主総会、初参加ですが油断していたので次回もし機会があれば
少し勉強してから参加しようと思います(うそです)
株主から、株価をもっと上げろと言う発言も出ていましたが
上がりそうで上がらない株という印象があります。
実際、昨年の株式ブームの中ではそんなに派手な動きをしていませんが
2003年からはほぼ一貫して(じわじわ)右肩上がりです。
2010年に向けた計画を聞いても業績は堅調に
伸びていきそうです。長く持つならば、こういう銘柄が良いのかもしれないです。
と言うことで、サイボウズに続き勝手に応援します。
がんばれベネッセ。
がんばれ森本社長。
※ベネッセのHPで株主総会の様子がストリーミングで見れます。
(今回の総会はまだです)
2006年06月04日
対象を絞るのは難しい
マネーコーチングの対象は漠然と、次のように考えています。
対象1、目標が有る人(長期・短期)
目標達成のための資金を作りたい人、逆に全く考えてなかった人
投資(特に株式)について初心者の人
対象2、株式投資をしているが、マネーマネージメントやメンタルマネージメントが
うまく行かず成績が上がらないひと
こんな方達は具体的なノウハウを学ぶ以外に、コーチングで
メンタルな問題の解決や、習慣化・継続化を考えていくと良い結果が
出ると思います。
さて、ブログの方の対象は上の1の方で株式投資初心者の人をイメージしていますが
対象を絞ると言うのはけっこう難しいですね。筆力が無いせいも有ります。
そこで
知り合いのコーチにブログの感想を聞いてみました
<フィードバック>(抜粋)
・イメージしていた以上に、いい印象です。情報満載という感じ。
・ざっと読んで気に入ったのは、3月25日で紹介されている3つのキーワード
・素人にとっては、全体的に難しいです。
じっくりと読み込むモチベーションをあげるために
わかりやすい具体例やイラスト、図表があるとうれしいです。
・マネーコーチングの経過(成功例、失敗例など)を紹介があると何度も訪れたくなる。
・こだわりである、「心理的アプローチ」についてはこれからでしょうか?
コーチングでは、こういうフィードバックをもらえる(コーチ同士でフィードバックしあう)
と言う文化が有るのがよいところです。客観的になれます。
ブログのほうの対象はやはり、コーチングや株式投資の初心者の方にしたいので
もっと分かり易くしていきたいと思いました。
その分、週1更新から頻度を週2から週3くらいにしたいです。
そして、モニター募集します。(こっそり)
条件は、ブログに事例紹介しても良い方。
2006年05月28日
「コーチ的」と言う事(BE COACH)
コーチングに興味を持ち始めたのは、「部下が自発的に動くようになる」と言う
フレーズに惹かれた為で、当時(2004年ころ)はある事業部の課長をしていて
新しいマネージメントスキルのひとつだと思っていました。
会社の業績を上げたいと思っていて、色々なことを熱心に勉強していました。
「指示命令」に限界も感じていたので、「自発的な行動」が起こるという
何か心理学を駆使した魔法のスキルのようなイメージがあって、とても魅力的に
思えました。
そのときは、第二次コーチングブーム?の前後と言うことでしたが、地方ではコーチングの
「コ」の字も知られていなかったと思います。当然、上司も知りませんでした。
少し勉強を始めてみると、
少し変わった決め事のある、けれど、奥の深そうなコミュニケーションの事の様だ
と分かってきました。
このころ、自分は「部下の話を良く聞く、良い上司」だと思っていましたが
勉強するにつれ、人の話をぜんぜん聞いていなかったことが分かってきました。
コーチングのベーシックスキルとして、聴く・質問する・承認するという
簡単なものがあり、これらを最初に勉強します。
しかし、こんなに簡単な事が、全くできていなかったり、大きく勘違いして
いたりということが次々と分かってきます。たぶん、コーチングの勉強を
始めた人は同じような事に気が付いて、目からうろこが落ちるような体験を
していると思います。
特に、コーチングの練習の中で聞くと言う事が最初難しくて、相手の話に集中しようとしても
勝手に「自分だったらこうする」と言う考えが頭の中にわいてきます。
自分の意識は話し手よりも、自分の頭の中の、その考えの方に自然に向かってしまいます。
そして、私が正しいと考えた答えの方に話している人を誘導したくなる気持ちが強く出てきて、
頭の中はそれとの戦いになってしまい、相手の話を聴くどころではなくなってしまいます。
今まで人の話を良く聞いていたつもりが、じっさいは自分の考えを言うだけの
ことで「コミュニケーションではなかったな」と言う事がよくわかりました。
これは、よくキャッチボールにたとえられますが、投げたいボールを投げるだけ
受けたいボールを受けるだけのコミュニケーションをしていたわけです。
その後、自分自身にコーチをつけるようになって、そのコーチから
「Be Coach(=コーチである、コーチになる)」と言う言葉を教えてもらいました。
これが、今現在、「コーチングとはこう言う事かもしれない」と思っている事なんですが
コーチングとは
=Be Coach(コーチである事)
=コーチ的に生きる事
=より良く生きる(より良く生きる努力をする)事
自分と言う存在や価値を認める。また、相手の存在や価値を認める。
自分は目標を持って、達成する努力をする。
だけど、日々を犠牲にするのではなくて、日々も大切にする。家族も大切にする。
他者に対しても、目標もって努力している人を尊重し応援する。
人と接するときはコーチングで学んだことを自然と意識しています。
話を良く聞いていったん受け入れよう、この人の良いところを探そう、
「いいな」と感じたことは「いいな」と伝えよう、
そんな在り方自体を、コーチングだと今は考えています。
と言う事で、マネーコーチングも株式投資が上手になる事だけが
目的ではなくて、人生とか、目標とかそういったことも大切な
テーマにしていきたいと思っています。
2006年05月14日
日本株に強気の理由
今回は、日本株に強気な理由を説明します。
簡単に言えば、
外資による大買収時代がやってくるに違いない(はず?)と言うことです。
5月1日に「新会社法」が施行されました。そして、1年の猶予ののち
来年の5月からは外資による「三角合併」が認められます。
これを活用すれば外国企業は資金を用意せず自社株により買収することが
可能になり買収し易くなります。
会社四季報 編集長コラムから引用すると
5月1日新会社法スタート
より買われやすい環境が整った??
新会社法が5月1日から施行されました。市場が注目するポイントはふたつ。
まず、第一に敵対的買収に対する対抗策を導入しやすくなったこと。
来年5月からは三角合併など「合併の対価の柔軟化」によってM&Aが行いやすくなるでしょう。
ふたつめの注目点は、配当規制の緩和です。4半期ごとの配当も可能になりました。
M&Aが活発になれば、外国企業による買収も増えそうです。
『会社四季報・夏号』(6月中旬発売予定)では、その点を考慮して外国人持ち株比率の上昇した
会社を特集します。ご期待ください。
(引用終わり)

上のグラフでIN-INは日本企業どうしのM&Aです。これは急速に増えています。
比べてOUT-INが外国企業から日本企業へのM&Aです。
この部分が、大幅に増えるのではないかと言われている部分です。
新聞等で目にするM&Aのニュースはライブドア、楽天、村上ファンドと言った
目立ったものに関心が向かい易いですが、大小あわせると昨年で2700件以上の
M&Aがあったということがわかります。これが更に加速するでしょう。
M&Aをするときに「資金を用意せず自社株により(株式交換)」M&Aするなら
時価総額が大きい方が圧倒的に有利です。上のグラフを見ると日本の大企業も
海外の大企業に比べると数倍の格差があります。簡単に丸ごと買収されても
おかしくありません。
(実際は、防衛策を取ったり、浮動株がすくない等の問題は有りますが)
こういった状況で企業は買収されないために買収防衛策をとりますが
株主還元したり企業価値を高めて株価を上げて、時価総額を大きくすると
行ったことをします。
今は、決算発表が集中している時期ですが、毎日のように
増配や、株式分割の発表があります。これらも企業価値を高める
施策のひとつです。
結論
新会社法施行→三角合併解禁→外資によるM&A急増
→買収防衛策で企業の時価総額が大きくなる→株価上昇。(たぶん)
いかがでしょうか?10年に1度のチャンス到来だと思います。
★ドラゴン戦略的財務集団★のサイトでも
M&Aに絡めて記事があります。(2005/02/11)
プロの方々のコメントなので非常に参考になります。
http://plaza.rakuten.co.jp/forestvoice/diary/200502110000/#trackback
ほんとに毎日毎日、関連ニュースが多いですが
参考に、目に付いたものを少し上げておきます。(日経新聞より)
4/25 外国企業の日本買収 「株式交換」の税制整備
株主が買収に応じ易いようにし、外国企業による対日直接投資の拡大につなげる。
税制面でも課税猶予案が有力と言うことです。
4/27 ホンダ、株式2分割 四半期配当も検討
(株主を強く意識した資本政策)
5/ 4 買収ファンド上場相次ぐ 米KKR50億ドル調達。
(今回は欧州市場に上場のニュース。記事の中に日本にも進出し投資開拓に動き出していると
書かれています)
5/9 トヨタ、四半期配当検討 今期にも 株主重視に弾み
(欧米では四半期配当が普及。外国人持ち株比率が高い企業を中心に実施の要望が
高まっている)
5/9 外国人投資家 内需企業の株保有拡大 住金・三井不 半年で3-4ポイント上昇
(買収だけではなく、じわじわと外国人持ち株比率が増えている企業が多い。
こういった会社は経営効率の向上や配当の拡大が促され株価が上がりやすい
様です。
5/12 三菱UFJ 新日鉄株買戻し 150億円 買収防衛の要請受け
(かつての持ち合いのような動きも増えている)
5/12 キャノン、株式分割 株主拡大に初めて
(売買単位を引き下げて個人投資家を呼び込むのが狙い)
2006年05月05日
株式投資で100万円を1億円に出来るか?
今回は「株式投資で100万円を1億円に出来るか?」
について、書いてみます。
流行の株本のタイトルのようで、少し気恥ずかしくもありますが
あくまで可能性の話です(積極的に推奨もしません)
GWなので少し夢のある話と言うことで許してもらうとして、
1度の投資で2倍ずつにすると仮定します。
スタート 100万円
1回目 200万円
2回目 400万円
3回目 800万円
4回目 1600万円
5回目 3200万円
6回目 6400万円
7回目 12800万円
6から7回の投資で100万円を1億円にすることが出来ます。
初期投資額が大きければ、もっと少ない回数で達成可能です。
デイトレーダーのように毎日株価を追いかけていなくても、
長い人生の中で、ほんの数回、良い投資をすればいいわけです。
(投資スタイルは性格によって向き不向きがあるので推奨ではなく
例えばと言う可能性の話です)
ウォーレン・バフェットも「生涯の間に良い投資を2,3回すれば誰でも億万長者だ。」
と言っています。
バフェットの場合は2倍株というよりは10倍株(テンバガー)に
投資して実際に億万長者になったわけですが、我々のような凡人でも
2倍株を見つけるチャンスは、意外とたくさん身の回りにあります。
それを見逃さずに物にできるか否かは別問題ですが、チャンスは転がって
いると言うことです。
僕が、見逃したチャンスですぐに思いつくものを上げてみます。
・有名になる前に、商品やサービスが良いなと思った企業
ベネッセ、ユニクロ、サイボウズ、ドリームインキュベーター、
エイベックス、アミューズ、吉本興業、グーグル、レインズ
セコム、カカクコムetc。
この辺りはけっこう確信的なものもあったのに全部スルーしてます。
・自分の仕事関係で比較的早く気が付いた企業
ベンチャーリンク、クイーンランド、GDO,GMO、タナベ経営etc
この辺りも全部スルーしてます。もったいない。
・中国関係
1985年末ころに中国にひと月ほど行き、邱 永漢サンの本も
集中的に読んで、どこかのタイミングで中国株に投資しようと、
思っていたのに見逃してしまいました。
・バリュー投資関係
1996~8年ころ、バフェットやグレアム、フィッシャーのこと、
バリュー系投資のことをはじめて知って、結構真剣に勉強したが
その後、あまり自分の投資には生かされていない。
・ジム・ロジャーズ
この方のことを知ったのも、1997年前後で、その後ジムロジャーズが
何度も「資源が高騰する」と書いているのを見ていたので、投資するつもり
だったのに、タイミングを逃してしまった。
等々
すぐ思いついたものだけですが、随分とたくさんのチャンスが
目の前を通り過ぎています。(まだまだ間に合うものも有りますが)
改めて、書き出してみて、自分でもびっくりします。
それぞれは、根拠もなく良いと感じたものだったり、自分には適正に
評価できる知識もなかったりと、実際に投資して成功できたか否かは
疑問では有ります。
しかし、少なくとも僕のアンテナに引っかかり、かなりのパフォーマンスが
有ったものが身近にたくさんあったということです。
同じことは、誰にでも有ります。その中で一生のうちにひとつかふたつ
良い投資ができるように気持ちの準備をするのは無駄なことでは有りません。
バフェットの言うように「生涯のうちに2,3の良い投資をすれば」と言うのは
決して不可能ではないと言うことです。
マネーコーチ的には
まず、ライフプランを明確にして、バリュー系の比較的確実と思われる
ローリスクミドルリターンの投資を実践していくことが基本です。
それに加えて(少し楽しみも含め)自分のアンテナに引っかかってくるチャンスを
一生のうちでひとつかふたつ見つけて投資してみたらどうでしょうか。
(ギャンブル的な投資と言うことではないですよ)
さて、身近なチャンスについてですが
今、僕のアンテナに一番引っかかっているのは外国企業によるM&Aです。
平成18年5月1日に「新会社法」が施行されました。1年の猶予の後
外資が三角合併と言う方法で日本の企業を買収できるようになります。
現金でなく、株式交換が可能になるのでかなりM&Aが増えるのではと、
戦々恐々となっている企業も多いと聞きます。
(実際にはあまり効果ないという意見もあるようです。)
これがひとつのエンジンになって、日本株全体が上昇して、個別株でも
チャンスがあるものが増えるのではないでしょうか。
10年に一度のチャンスだと思っているんですがどうでしょうか?
2006年04月23日
「行動」すること
対話の中で、「行動」することについて非常に重点を置いてはなします。
クライアントへの質問で(単純化すると)
「現状は目標に対して、10点満点のうち何点ですか?」
「1点、点を上げるためには何が出来ますか?」
「0.1点、点を上げるためには何が出来ますか?」
こういった質問をよくします。
一歩に満たなくてもよいから、何か今少しでも「行動」出来ることは
ないのかと言うことを掘り下げて考えて行きます。。
「ベイビーステップ」と言いますが、小さなステップでも続けることで
必ず前進はあります。
「大きな行動」は心理的に抵抗があってなかなか出来ないもので、
思い悩んでいる間に時間だけが過ぎてしまうと言うことはよくあります。
今すぐ出来る「小さな行動」から始めることが、「大きな行動」につながる
突破口になります。コーチングでは次のセッションまでに出来ることを
コーチとクライアントで約束しますので、更に効果てき面です。
おまけですが
「行動」についても脳の仕組みから考えて見ます。
再度、『海馬 脳は疲れない』(池谷 裕二)からです。
何かやろうと思ったときに、
「気分が乗らない」「やる気になれない」「最初の一歩が踏み出せない」
と言うことはよくあると思います
こういった、行動が起こらない仕組みは脳に有るそうです。
脳には、「やる気」を生み出す「側坐核」という部分があってその働きで
やる気が左右されます。
***引用***
『脳のほぼ真ん中に左右ひとつずつある。脳をりんごだとすると
ちょうど、りんごの種みたいにちっちゃな脳部位です。ここの神経細胞が
活動すればやる気が出るのです』
『側坐核の神経細胞は厄介な事に、なかなか活動してくれないのです。
どうしたら活動をはじめるかというと、ある程度の刺激が来たときだけです。
つまり、「刺激が与えられるとさらに活動してくれる」と言うことでして・・・
やる気がない場合でもやりはじめるしかない』
『やってないから、やる気が出なくて当たり前です。』
『側坐核は海馬と前頭葉に信号を送り、アセチルコリンと言う神経伝達物質を
送っています。この物質がやる気を起こします。アルツハイマー病の患者さんは
このアセチルコリンがすごく減ってしまうんです。だから生気がないというか、
覇気を感じない状態になる。』
このように、脳の仕組みからもまず行動が大切なのが分かります。
コーチングで重視する「ベイビーステップ」は理にかなっていると言うことです。
側坐核は直径2ミリ、重さ0.2グラム程度の脳部位ですが
そういったものに、行動が支配されていると言うのは不思議です。
更におまけですが、
タバコに含まれるニコチンは一時的に側坐核を興奮させてやる気を出させ
風邪薬や下痢止めの薬には、アセチルコリンの働きを抑える成分
(ジフェンヒドラミンやスポコラミン)が入っているので眠くなるそうです。
2006年04月22日
GROWモデル
と言うことを書きました。
今回は、コーチングをすることで、成果が出る枠組み(プロセス)について
少し説明します。
コーチングの代表的なプロセスは「GROWモデル」と呼ばれていて、
このプロセスを繰り返すことで目標の明確化と、目標達成が可能になります。
マネージメントで「PDCAサイクル」というものが有ります。
こちらの方が,一般的ですが、基本的には同じような考え方だと
思いますのでPDCAを知っているとイメージしやすいと思います。
違いは、コーチングが「その人」や「その人の行動」に焦点を当てていることや
1対1の対話を前提に、このプロセスを継続することだと思います。
GROWモデル(成長モデル)
G(GOAL) 目標、目的を明確にする。
R(REALTY)現実の把握。目標とのギャップを明確にする。
O(OPTION)選択肢・資源・方法を明確にする
W(WILL) 目標達成の意思、行動の決定。
という「型」がGROWモデルです。
クライアントとコーチが会話を重ねていく間に、色々な気づきや
発見があります。そして、話している間に、漠然とした目標や問題点が
クライアントの中で少しずつ明確になっていきます。また、自ら
話す間に内側からのモチベーションが強まって行きます。
こういった効果を得ることが出来る仕組みと言うのはコーチング以外では
少ないと思います。
研修などに参加して、そのときはやる気になったけどひと月もすると元に
戻ってしまったと言うことはよくあることですが、コーチングでは、
GROWモデルを元に、1週間から10日に1回程度のセッションを
継続的に続けていくので、より効果的です。それにコーチがフィードバック
することを重視しているので、うまいフィードバックをされると、より自分を
客観視できて大きな気づきにつながることも多いようです。
コーチングはこの「型」(プロセス)を使って内側からのやる気を
引き出し、継続していくので目標達成を早く確実にすることができます。
2006年04月10日
「副業はサラリーマン」の石川臨太郎さん
もちろんのこと、資産つくりや株式投資で成功するためにも、良い習慣をつけて、
継続していくことが大切です。
そこで
『経済的独立ワクワク!サポーター』の石川臨太郎さんをご紹介したいと思います。
(http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/)
石川さんの目標は「人生をワクワク充実して生きること、人生を大いに謳歌して生きること」
だそうです。
そして、潜在意識の活用法、成功法則の本をただ忠実に実行しただけで、精神的にも
経済的にも飛躍できて、サラリーマンを卒業されて、フィナンシャル・インディペンデンスを
実現されました。
僕が、マネーコーチのゴールのひとつに思っていることは、運用でお金を稼ぎ経済的独立を
する事です。(サラリーマンでいるか否かは別として)
石川さんは、モデルケースであり目標です。
特に不幸なお金持ちを否定して、「幸せ」ということを追求して実践されていることが
すばらしいと思います。
毎日書かれているブログの最後は、必ずこのような文章で終わっています。
『あなたと私は今日も強運です。ツイてツイてツキまくります。
今日もワクワク面白く充実した一日をすごしましょう。
明日を信じ、自分を信じて、今日も一歩前進しましょう。
さあ、今日も笑顔で朗らかに、愉快に元気にいきましょう^^;』
潜在意識に毎日訴えかけ、自分だけでなくブログの読者の幸せも願う言葉です。
2003年9月ころから少しずつこの言葉を使われているようです。
潜在意識や習慣のチカラを応用されているのだなと思いました。
また、ブログの中で、石川さんは習慣についても何度か触れています。
その中で、2004年11月28日「 習慣を変えるのには時間がかかる(笑い)」
『さて害が無くても無意識の習慣になっていることはたくさんあります。
ズボンやスカートを履く時、あなたは右足から入れますか、左足から入れますか。
大体同じ足をいつも先に入れていると思います。この足を入れる順番を意識して
逆の足からにしてください。それを無意識でできるようになるまでにはどのくらい
かかるでしょうか。たぶん先ほど言ったように一ヶ月以上かかると思います。
でも習慣になれば、新しい足から入れるのが習慣になります。
良いことを習慣にするにも同じくらい時間がかかります。忍耐が必要です。
でも悪い習慣を良い習慣にすることは本当に大事なことです。そして習慣を
変えることができることを知るのも大事なことなんですよ。(笑い)
稼げる投資家になるには稼げる習慣をつけることが大切です。
株式投資で損をしている人は、損をする習慣を身につけているだけです。
その習慣さえ変えることが出来れば、必ず稼げるようになります。(笑い)』
サラリーマンを卒業した石川さんも「習慣の力は」意識されていたようです。
2006年04月09日
脳の働きから習慣を考える
脳に海馬というところがあって、そのお話です。
『ほぼ日刊イトイ新聞』(http://www.1101.com/home.html)で
『海馬。 頭は、もっといい感じで使える。』が連載されていました。
(http://www.1101.com/brain/index_1.html)
そこで、脳の話をされていた薬学博士の池谷裕二さん(http://hippocampus.jp/)の
著書『海馬 脳は疲れない』で習慣の力の秘密を見つけました。
自転車の乗り方や難問を解決する筋道など、自分で試して見なければ分からない
物事の記憶のことを「方法記憶(経験メモリー)」というそうです。
そして、脳が経験メモリー同士の似た点を探すと「つながりの発見」が起こって、
急に爆発的に頭の働きが良くという事が起こるそうです。
その増え方は
『最初のチカラを1としますと、べき乗(たとえば2の何乗)で成長していきます。
つまり、Aを憶えた後にBを憶えるときには、Aを憶えたことを思い出してやるので、
まず方法を記憶し易くなるんです。そのうえにAとBふたつを知るだけでなく、
Aから見たB、Bから見たAというように、脳の中で自然に四つの関係が理解できるんです。』
『1の次は2。2の次は4。4の次は8。8の次は16・・・。
16のチカラの時には、1000なんて絶対到達できないように見える。
しかし、そこから6回繰り返せば出来てしまうんです。』
『そのままあきらめずに繰り返していくと、2の20乗まで行ったとしますよね。
10回目で1024だったチカラは、20回目には1048576。100万を越えています。』
ここでは、習慣という言葉は出てこなくて、脳の仕組みと記憶(経験)との関係から
能力は飛躍的に伸びるということを説明していますが、まさに「習慣のチカラ」を
説明しています。
脳で起きる反応をグラフで表すと、直線グラフではなくて、最初は地を這うような
横線ですが、あるときから爆発的に右肩上がりになっていく曲線で描かれています。
これこそが習慣のちからによって、出来なかったことが出来るようになっていく
秘密だと思います。また、逆に言えば、悪い習慣も継続すれば爆発的に悪い効果が
現れる可能性が有るということでしょうね。
人の生理から考えても、習慣にはとてつもないチカラがあるといえそうです。
2006年04月08日
習慣のチカラ
コーチングを継続して受けるということは、良い習慣を作る作業を
続けているという事だと思います。
コーチングの原則に「答えは相手の中にある」と「相手の中には
問題を解決できる能力がある」というものが有ります。
コーチングというプロセスの中で、クライアントは自ら答えを見つけ出し
問題解決していくということですが、今まで、全く出来なかったことが
ある日、急に出来るようになるという事は、まずないでしょう。
要するに、これは目標達成に役立つ習慣を身に付け、その積み重ねで
大きな目標が達成できるようになるということを表していると思います。
「習慣の力」については色々なところで語られていて
枚挙に暇がありません。
『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)はそのもっとも代表的なものだと思います。
オグ・マンディーノの『地上最強の商人』を元に書かれた『営業マンは作られる』でも
第1章で「習慣」を取り上げています。
古代から伝わる巻物があって、そこには成功を収めるための知識と知恵の秘密が
書かれているという設定です。
『私は良い習慣を身に付け、その奴隷になろう』
『巻物は成功を得る事より、失敗を避ける事を教えている。なぜなら成功とは、
心の持ちように過ぎないからである。
1000人の賢者の中に、同じ言葉で成功を定義するものが二人といるだろうか。
ところが失敗は、いつも同じように表現される。失敗とは、それが何であれ、人が
自らの人生の目標を達成できないことを言うのである。』
『失敗者と成功者のただ一つの違いは習慣の違いにある。良い習慣はあらゆる
成功へのカギであり、悪い習慣は失敗へとつながる。』
『子供のころのわたしは衝動の奴隷だった。しかし今のわたしは、あらゆる大人が
そうであるように、習慣の奴隷である。
わたしは自らの自由意志を、長年の間に染付いた習慣の手に引き渡してしまった。
これまでの行動によってひとつの道が敷かれ、私の未来はそこに閉じ込められようと
している。わたしの行動は食欲、情欲、偏見、貪欲、愛、恐れ、環境、習慣に
支配されている。これらの暴君のうち、最も悪しきものは習慣である。
だから、どのみち習慣の奴隷になるのなら、わたしは良い習慣の奴隷になろう。
悪い習慣を滅ぼさなければならないし、良い種のために新しい畝を準備しなければ
ならないのである。
わたしは良い習慣を身に付け、その奴隷になろう。』
こんな成功の秘密が書かれた巻物が本当に存在するのか、それは分かりませんが
様々な「成功哲学」で、習慣は重要視されています。習慣を変えていくという手法は
効果的なようです。
もうひとつ引用します。
村上 龍さんのJMM
『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』【メール編:第369回】からです。
質問
『どの業種や職種にも、「成功者」と言われる人がいます。経済誌などでは数多くの
「成功譚」が語られています。成功者は、他人が決して真似のできない部分と、他人
にも参考になる部分を持っているはずです。わたしたちは「成功者」のどういった部
分を学べばいいのでしょうか。』
これに対して
山崎元さん(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員)の回答です。
『成功者の共通要素は、「やりたいことから始めるのではなく、やるべきことを先にやる」
という習慣を持っているということではないでしょうか。真似できる、あるいは積極的に
真似すべき特徴は、ほぼこれに尽きるように思えます。
一々名前は挙げませんが、私の知る限り、ビジネス界の成功者達も、学生時代の
秀才君達も、その道の成功者は、素質的に突出した能力を備えていたというよりも、
必要なことに自然に向かっている、気分の切り替えの上手い人達だったように思います。
自己コントロールに生来の上手い下手はありそうですが、この方向性は素質に関係なく
真似ることが出来そうに思えます。
たとえば、自分の生活に置き換えてみると、切迫した原稿の〆切があるのに、メールの
返信を熱心に書いたり、ブログを更新したりする、というのではなく、先ず自然に原稿を
片付けることに向かう、というような、自己コントロールが出来ることの積み重ねが大きな
効果を生むのではないかと思います。もう少し長い時間の単位で例を挙げると、会計学や
英語の勉強が有効で且つ必要だと気づきながらも、それよりも面白そうな哲学や経済学の
勉強に時間を費やす、というようなことが無い方が「成功」し易いのではないかと思います』
『ちなみに、ピーター・ドラッカーへの最後のインタビューをまとめた『ドラッカーの遺言』
(窪田恭子訳、講談社)を読むと、ドラッカーは成功したリーダーが持っている三つの習慣の
一つに「やりたいことから始めない」ことを挙げています。残りの二つは、「自分の仕事は何かを
問う」、「不得手なことは、決して自ら手がけない」ということなのですが、この本を読みながら、
圧倒的に「これだ!」と私が思ったのは、「やりたいことから始めない」でした。』
コーチングではシステムとして習慣を扱います。クライアントの気づきに基づき、
良い習慣を身につけていくをサポートしていきます。
2006年04月02日
コーチングが機能する理由
コーチは、クライアント(コーチングを受ける人)と対話を
重ねて行って「クライアントが本来持っている力や漠然とした
考えを引き出していきます。」
対話は、基本的にコーチが質問して、クライアントが思いつくままに
答えていくというかたちです。
傾聴→質問→要約→フィードバックといった一連の流れを繰り返して
行くことで、クライアントは実現したいゴールが明確になって行きます。
また、定期的にコーチとの対話(セッション)を重ねることで、目標を
実現するための行動を継続することが出来ます。
更に、継続し易く、行動し易くするためにセッションでは小目標を設定して
それを一つずつクリアーして行きます。そして、最終的に大きな目標を
達成します。
コーチングは、その応用される分野で、「ビジネスコーチング」
「パーソナルコーチング」「子育てコーチング」等々色々な呼び方を
されています。
「マネーコーチング」は「自己実現のコーチング」に分類されます。
その中で特にお金の部分(私の場合は更に株式投資の部分)に重点を置いているのが
「マネーコーチング」です。
お金に重点は置いていますが、あくまでメインテーマは自己実現です。
様々な分野に応用されているコーチングですが
私見を交えつつ、マネーコーチングの立場で、コーチングが
役に立つ(機能する)理由をいくつか考えてみたいと思います。
つづく。
2006年03月26日
サイト紹介 『株式投資の心理学を語るブログ』
というか、絶対必要だと思いますが残念ながらそういう大事なことが
あまり注目されてないようですね。
今日ご紹介したいのは、
30代のお医者さんが運営するサイト&ブログです。
株式投資の心理学を語るブログ (http://mental-invest.seesaa.net/)
株式投資と心理学のページ (http://www.shinri-invest.sakura.ne.jp/)
投資スタイルはバリュー投資で、心理学を中心において書かれています。
非常に分かり易く解説されているので、一読といわず二読、三読して見てはいかがでしょうか。
「敵を知り、己を知れば」株式投資の成績もアップすることでしょう。
2006年03月25日
「複利」「安全」「心理」がマネーコーチングのキーワード
(または、馬車(コーチ)の片方の車輪)とイメージしています。
目的達成のために必要な資金で有ったり、目標に挑戦するときに
安心して挑戦するために必要な蓄えであったりするわけです。
そこで、大切な資金を出来るだけ危険にさらさないように、リスク管理に
こだわった長期的資金形成を提案したいと思っています。
そのためのキーワードが
「複利」「安全」「心理」の3つです。
その①「複利」
天才物理学者「アルバート・アインシュタイン」は
「数学の歴史上、最大の発見は複利である。」といったそうです。
それほど複利の効果はすさまじく、複利の効用を知って、それを意識した
運用をするか否かで、結果はまったく違ったものになります。
基本的には、長期のスロー投資が良いと思っています。しかし、
人それぞれで、性格・環境・資金・目的等々によって最適の運用スタイルは
変わってきます。スタイルは、今の自分にあったものを考えつつ
複利の力を利用していくのが良いでしょう。
具体的に数字を挙げると
例えば100万円を月に3%複利で運用できたとしたら
追加資金なしで、77ヶ月で1千万、155ヶ月で1億円と言う数字になります。
3%と言う数字は株式であれば、1日で動く数字です。現実的には簡単では
有りませんが、普通の人にでも充分コントロール可能な範囲の数字です。
こういった数字を基準に、リスクを取る度合い、長期か短期か等々を
考えてみたらどうでしょう。
その②「安全」
株式投資の本や雑誌のタイトルは、随分と派手な言葉が飛び交っています。
そして、どうやって儲けるか、いくら儲かったかという方にばかり目が向いて
いる様です。
しかし、儲ける前に考えないといけないことは、負けない方法です。
マネーコーチングで扱うお金は、目的達成の為の大切な資金なので
過剰なリスクにさらす訳には行きません。
リスクを抑える・コントロールする、負けるときは上手に負ける等々
常に「安全」に目を向けて「安全」を意識しいていきます。
それでも失敗するときは、失敗しますし、不可抗力もあります。
そういったことも含めて、儲ける方法よりリスクコントロールを
徹底して学ぶ必要があると思っています。
その③「心理」
株式投資の技術や知識は経験をつめば比較的簡単にレベルアップしていくと
思います。
年間で、30%程度の利益を出すために必要な技術や知識はほとんどの人が
マスターできると思います。
それでも「プロでもマーケットで生き残るのは10人に1人か2人」と
言われるほど厳しい世界ですが、失敗の最大の原因は自分自身(の心)だと思います。
質の高い投資の本には必ず心理面のことが書かれていて、しかもかなり
トップで扱われています。
例えば
「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」(オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ著)では
序章 成功に向けてた心の準備で
『トレーディングの戦略やテクニックは、その背景にある精神の準備が
できていなければ、全くといっていいほど意味がないものである』
『健全なトレーディング手法は健全な魂に宿るというわけである。換言すれば
「正しい思考が、正しいトレーディングである」ということである。』
と書かれています。
また、精神分析医でプロのトレーダーでもあるアレキサンダー・エルダー博士は
「投資苑 (心理・戦略・資金管理)」のイントロダクションで『トレーディングの鍵は
心理である。』と書いています。
更に、行動心理学(行動ファイナンス)という新しい経済理論があります。
(認知心理学の研究成果をファイナンスの研究に応用したものです。)
人は、合理的に正しく判断していると自分で思っていても、心理的な偏り(バイアス)が
有って、かなり誤った判断をしがちであるようです。
右か左か問われたときに、「欲と恐怖」の前では正しく判断したつもりでも
間違った方を選び易いときがあるということは知っておくと良いでしょう。
2006年03月12日
サイボウズ青野社長のブログでコーチング関係の記事を発見
『サイボウズ青野の3日ボウズ日記』
でコーチング記事を発見。
意外なところでの発見でびっくりしました。
サイボウズはグループウエアの会社として有名ですが
携帯関係に進出と言うことで注目していました。
(社長ご自身もとても楽しい方のようです。)
コーチングの成果として、ご自身は3ヶ月で「TOEICの点数が100点ほど上がって」いる
と言うことです。
また、コーチングの手法の方がもっと勉強になったと言うことで
「目標を決め、やることを決め、実行するために工夫する...
単純なことに思えるのですが、一人でやると、これがなかなか難しい。
他人に提供するのは、もっと難しい。
サイボウズのメンバーが、もっと楽しく活き活きと働いて、
そして成長の喜びを共有できるようにしたいので、
ぜひともコーチングを学んで、会社経営に取り込んでいきたいと考えております」
とおっしゃっておられます。
(http://blog.cybozu.co.jp/aono/2006/03/wo_5931.html)
すばらしいですね。きっともっともっと、いい会社になるに違いありません。
要フォローですね。
マネーコーチングでも、手法は同じです。
目標を明確にして、具体的に行動して、結果を出す。そして継続。
ひとりでは挫折しそうなことも、コーチが寄り添って伴走して継続的な行動を促す。
されに目標を、明確にし続ける。といった感じでしょうか。
コーチングって裾野が随分広がっているなと、実感しました。
がんばれサイボウズ!!
がんばれ青野社長!!
2006年03月11日
お金の勉強をしよう
夢を実現する方法は色々と語られたり、本に書かれています。
しかし、そのバックボーンになるお金のことは、あまり明確には
語られていないように思います。
(夢=お金の場合は別ですが)
日本では特に、お金のことは不浄というイメージであまり語られない
様に思いますが、避けて通れないことなので、少し勉強したり
準備することは必要でしょう。
知っていると言うことで、有利なことはたくさんあるでしょう。
勉強するのは、早ければ早いほど良いと思います。
「アメリカの高校生が学ぶ経済学(原理から実践へ)」と言う本が
昨年、出版されました。これはアメリカの高校生が実際に
学校で使用している教科書を翻訳したものらしいですが、経済とかお金と
言うことをきちんと教えています。
経済学の教育が、小学校入学したころからはじめられ、次第に高度な
内容を高校までに学んでいくと言うことのようです。
小学校入学のころから、と言うのには驚きましたが、それだけ
お金(と言うより経済)を学ぶと言うことを重視しているのでしょう。
『わが国は、高校生に重要な経済問題を理解する基本スキルを教えなければ
ならない。・・・・高校卒業までに経済学の充実した教育を受けなければ、
ほとんどの成人は、経済の機能や富の成長過程における自らの役割を学ぶ
機会がまったく与えられなかったことになる。
-ウイリアム・B・ウォルスタッド経済学教授1988.12.28』
とかかれていますが、国の富の成長過程に参加する役割を持つ「権利」だとか
そこから、リターンを得る方法を学ぶ「権利」だとかを平等に与えると言う
考え方があるのかもしれません。
「ユダヤ5000年の教え」という本があります。
これを読むと、「知識と知恵」の大切さや、お金との付き合い方が
よくわかります。
『ユダヤ人はアメリカの人口の3%にしかあたらない。それなのに、アメリカの
ノーベル賞受賞者の中でユダヤ人の占める割合はほぼ四分の一になる。
更に、世界の歴代ノーベル賞受賞者の役20%はユダヤ人だ。
また、「世界でトップの400人の億万長者」では、マイケル・デルを
はじめ、60人のユダヤ人が入り、15%を占めている。』と書かれています。
また、
『人間は、環境によって作られる。ユダヤ人は、ユダヤの環境の作品である
文化とか、伝統、環境といったものは、ソフトウエアであって何千年もかかって
開発されるものである。ユダヤ人の文化や伝統は、仕事の面でも、私生活の面でも
最も成功率の高い人間を生むソフトウエアである』とかかれています。
「タルムード」と言う数百年かかって編纂された生活規範の集大成の聖典が
有るそうですが、学ぶことや、知識・知恵をとても大事にしていると言うことです。
金銭についてもたくさんの知恵が記されているようです。
考え方としては、
金銭は、機会を提供する。人間はお金によって、多くの可能性を実現することが出来る。
お金は称えてはならないが、蔑んでもならない。金は汚いものでも、美しいものでもない。
人間の道具の一つなのだ。そして、有用な道具であるから、出来るだけ多く持っていたほうが良い。
その道具をどのように使うかは、持ち主の知性と知恵によるのだ。
金がないのを清いと思うのは、危険である。
お金のことを真剣に考えないのは、ちょっとまずいと言う気になりませんか?
「知性と知恵」でその道具を有用に使えるようになりたいものです。
2006年02月25日
「お金と目標(目的)」を通して人生を考えるマネーコーチ
いろんなことを教えてくれる人」的に思われそうですが、
それはちがいます。
コーチングは「目的達成の為のスキル」と書きましたので
マネーコーチはその「目的達成」のお手伝いが役割だと思っています。
「目的達成」のために必要なものは何でしょうか?
明確なゴール、能力・スキル、運、こね、努力、戦略、仲間・家族の協力等々
たくさんある中で、「お金」の部分ってかなり大きいと思います。
「お金」そのものが「目的」の人もいるでしょうし。
やりたいことが見つかったときに、先立つものがない。
資金がたまったときには、もうチャンスを逃していた、意欲が失せた。
幸せな老後を送ろうと思っていたが、つらい老後になってしまった。
人生のタイミングとお金のタイミングって合わない事って多いような気がします。
資金つくりはけっこう地味に長期間かける必要があるので、なかなか本気に
取り組めないと思います。特に、いつ来るかわからない「その時」の為の準備は
むずかしい。
マネーコーチングでは、セッションを通してやりたいことのイメージを明確にして
そのために必要なお金の事も一緒に考えて行きたいと思っています。
人生をマラソンにたとえると、マネーコーチはその伴走者というイメージです。
日本では、お金の話は汚いと言うイメージが根強いので表で話される事も
多くないですが、若いころ(子供のころ)から、金融知識は勉強して身につける
事が大切だと思うので、ブログで取り上げて行きたいと思います。
主にこのブログでは、株式投資を中心に資産(資金)つくりを考えて行きます。
目的達成にはどれくらいの資金をどれくらいの期間に作るか?そのためには
どういう投資方法があるのか。
特にリスクを抑える事や失敗を避ける事については力を入れて考えたいと思っています。
2006年02月19日
ブログで書いてみたい事
以下思いつくままに。
・マネーコーチとは
・コーチングとは
・コーチングの基礎・仕組み(マネーコーチ的に)
・コーチングが機能する理由(マネーコーチ的に)
・コーチ列伝
・コーチングで変わる事
・投資にコーチングが役立つ理由
・投資家列伝
・投資手法の紹介
・投資手法の検証
・複利の話
・投資と心理
・脳と投資とコーチングについて
・フィナンシャルリテラシー
・神経経済学と行動ファイナンスの事
・私が逃した投資チャンス
・私の投資基準・戦略
・マネーコーチングのメニュー
2006年02月18日
マネーコーチから見たコーチングとは?
コーチングとは?
ここでは、「目的達成の為のスキル」と定義します。(勝手に!!)
一般的には、このような感じで説明されています。
『コーチングとは、相手の能力を最大限に引き出し、自発的な行動を
促進するためのコミュニケーションの技術です。
ゴールを達成したり、障害を打開するための答えや能力は、その人自身が
持っていると考えます。
それを引き出し、相手の自発的な行動を促進するのがコーチングです。
従来の指示命令型のマネジメントに代わり、最近は、質問協働型のマネジメントが
注目されています。コーチングはその中で「自ら考え行動する自発的な人材」を
育成するコミュニケーションの技術です。』(少し、堅苦しいですな)
コーチ自身に聞いても、「コーチング」を定義するのは、けっこう難しくて、
コーチの解釈によってあいまいなところも有ったり、各々が、専門にしている
コーチングの分野によって表現の仕方がぜんぜん違ったりします。
コーチの語源は「馬車」で「大切な人を目的地まで送り届ける」と
言うことだそうです。
どちらかと言うと、「コミュニケーション(スキル)」としての話題が多いようですが
コーチングでは「目的地」があるという大前提が大切な点です。
「目的地」は目標、夢、人生設計、ライフワーク、やりたいこと・・・。
等々に読み替えてもらったら良いです。
平野佳子さんというコーチの方が「やりたいをやるに変えるコーチング」という
本を出されています。
ここでは「コーチングとは、目標を実現させるための
知識、スキル、ツールを備えたコーチが、最短の時間で成果が挙がるよう
継続的にサポートすることです。コーチングによって、自分が現在置かれている
状況が明確になり、やりたいことを実現できるのです。」と書かれています。
と言うことで、「目標実現」に焦点を当ててます。
このブログでは、まず「目的(地)」有りを大前提に、
「コーチングとは目的達成の為のスキル」と取り合えず定義しておきたいと思います。
続く。
2006年02月12日
マネーコーチングはどれくらいメジャーか?
「コーチング」というキーワードがどれくらい検索されたか
調べてみると、31072回(H18,2,12現在)と表示されます。
これはどれくらいメジャーなのかというと、
「中田英寿」の96374回には、まったく歯が立たないけれど
「中村俊介」12380回、「カズ」7872回には完勝。と言う数字です。
もう少しがんばれば「宮本恒靖」45441回には、追いつけそう。
次いで、「株式投資」を調べてみると56036回。
これは、なんと「スマップ」59922回に匹敵。
「木村拓哉」114102回の半分くらいで、「稲垣吾郎」14506回には
圧勝と言う感じです。
さて、マネーコーチですが、これを調べてみると
「マネーコーチ」35回
「フィナンシャルコーチング」0回
という結果で、
まったく知られていない。または、まったく興味をもたれていないと言うのが
現状のようです。
しかし、コーチングと「マネー」・「投資」は結構相性が良いようで
海外では、コーチングの大きなテーマになっているようです。
日本でも、「マネーコーチ」を名乗る人が少しずつ出て来ているので
今から興味を持ってフォローしていると、面白いかも知れないですね。
このブログでは、まだまだマイナーな「マネーコーチング」をテーマにして
まだまだ未熟な「マネーコーチつばき30」が学んだ事や考えたことを
書いて行きます。
自分の頭の整理・勉強が目的なので情報として価値が有るか否かは「?」
ですが、出来るだけ具体的に、そして実験的に書くつもりです。
更新は基本的に週末、かな?